●第三子出産
5月3日(日)午前中 埼玉県こども動物自然公園にいった。
妻は「お腹がはる」と言い、時折立ち止まる。
「ほっておいてくれる方がありがたい」
ずーんと痛みが来てしばらくすると去っていくらしい。
子宮が収縮を始めているそうだ。
午後3時半、「助産院に電話しておいた方がいいかも」
「お風呂には入りたい」ということで、風呂に入れる。
子供達に「もしかすると、今日生まれるかも」と伝えると、
「お母ちゃん」といって、次女が妻にキスをして、
長女もお腹をさすっている。
「食欲はわかない」というが、おにぎりを作る予定で、
米を急いで炊く。
4時 妻が風呂にはいる。
その間、畑に水をやる。
しばらくすると、長女が窓から
「おかあちゃんが、もう行くって。早く準備してって。」
4時30分 妻と娘二人を乗せて、車で助産院に向かう。
約30分、あせらず着実に、事故を起こさず、まずは送り届けること。
それが今の俺の役目だ。
「エアコン、切って。風が気持ち悪い。」
「はーはー、ふー。」
助手席で、言葉少なく苦しんでいる妻。
後ろの子供たちは静かだ。と思ったら、前に頭が倒れていた。
眠っているようだ。
長い30分がたち、助産院につく。
助産師さん達が、スタンバイをしてくれていて、
「よくがんばりましたね。どうぞ。」
と中へいざなってくれた。
玄関の前に付けた車を、駐車場に入れる。
5時5分 ビデオをセットする。
「だんなさん、セットが終わったら、奥さんの手を握ってあげて。」
左手で妻の右手を握る。
「足ふんばらせて。」
妻が助産師さんに頼む。
力が入るたび、私の左胸の肉に、妻の左手の指が食い込む。
(痛いな・・・)
(けど、もっと痛いだろうし、我慢しないと・・・)
少し中腰になったときに、妻の力が入り、腹の肉をつかまれた。
(これは痛い・・・)
(でも我慢しないと・・・)
何度か繰り返していくうちに、
「あ、頭が出てきましたよ。」
助産師さんの声がする。
灰色の赤ん坊の髪の毛がついた丸い頭が出てきている。
「少し向けますね」
頭の向きを変えてくれた。
赤ん坊の顔がぴょこんと出てきている。
(かわいい)
目をつむって「ん」という感じで出ている。
長女と次女もはしゃいでいる。
「赤ちゃん、でてきた!」
5時40分ごろ
「あー、出てきましたよ。」
へその緒がついた赤ん坊がでてきた。
「触ってみます?」
助産師さんに促され、青白黒いへその緒を
人差し指と親指でつまむ。
トクトクトク・・・
動いている!
長女と一緒にへその緒を切る。
今回は、おちんちんがついているので、
そこにハサミがあたらないよう注意した。
奥さん、お疲れさまでした。ありがとう。
舞郁、彩乃、弟ができて良かったね。
寛人 ひろと (息子の名前) 生まれてきてくれてありがとう。